暑い夏を快適に過ごすための熱中症対策栄養ガイド

ホルモン免疫栄養学です。



  • 熱中症対策に必要な栄養素が知りたい
  • 熱中症対策方法が知りたい
  • 熱中症対策に対する栄養的な注意点が知りたい



そんなお悩みはありませんか?



これからの季節、熱中症には十分に気を付けなければいけません。
特に、スポーツをされる方、外でお仕事をされる方、高齢者、子供は特に注意が必要となります。


「私たちの体は食べたものでできています」ので、栄養面から熱中症への対策を考えることは非常に有効的な手段となります。

この記事では・・・

・熱中症に必要な栄養素

・熱中症に対する対策方法

・熱中症に対する栄養面からの注意点



について詳しくご紹介します。


この記事を読むメリット

・熱中症に必要な栄養素がわかる

・熱中症に対する対策方法がわかる

・熱中症に対する栄養面からの注意点がわかる


この記事は5分ほどで読めます。




この記事を読むことで、熱中症に対する適切な対策ができるようになります。
ぜひ最後まで読んでいってください!

1.熱中症対策に必要な栄養素6選

a. 水分


最も重要なのは、水分補給です。
体内の水分が不足すると、汗をかいても体温が下がらず、熱中症のリスクが高まります。
適切な水分補給を心がけましょう。


水分損失と体の関係

体重の
1%失うとのどが渇く←この時点で脱水!

数%失うと、精神不安定、体温上昇がみられる

10%失うと筋肉の痙攣、意識障害、腎機能障害などがみられる

20%失うと命の危険!!




b. ビタミンB1


暑さによるストレスなどによって、疲れのたまりやすい季節。
ビタミンB1は糖質の代謝を促してエネルギーを産生させやすくし、疲労回復に役立つビタミンです。


玉ねぎ、にらなどに含まれるアリシンと呼ばれる栄養素と一緒に摂取すると吸収が高まり、より効果を発揮しやすくなります。

c. ビタミンC


ビタミンCは抗酸化作用があり、紫外線やストレスからの酸化ストレスから体を守ります。


夏野菜にはビタミンCが豊富なものが多くありますので、旬の野菜を摂取しましょう。


d. カリウム


カリウムは、細胞の浸透圧を維持し、体の様々なバランスを調整してくれます。


汗などで損失する季節は、体の調節機能がうまく働かなくなる恐れがあるので、不足しないように注意します。

e. ナトリウム


汗をかくことで体内のナトリウムが失われるため、塩分の補給も必要です。



塩分はナトリウムとともに、電解質のバランスを保ち体の機能を正常に保つために欠かせません。



f. マグネシウム


マグネシウムは、筋肉のけいれんを防ぎ、エネルギー生成をサポートします。



マグネシウムも汗から損失されやすく、日本人が不足しがちな栄養素でもああるため、意識して摂るようにしましょう。


ナッツや種子類、葉物野菜に豊富です。



2.その他の熱中症対策方法


栄養素の摂取以外にも、効果的な熱中症対策方法があります。

a. 環境を整える


エアコンを使って室温を適切に調整したり、外出時には直射日光を避けることが大切です。
最近では「日傘男子」も増えてきていますように、男女問わず外出する際は帽子や日傘を活用しましょう。


紫外線をカットすることでシミしわ対策にもつながります。



b. 衣服の工夫


通気性の良い衣服を選び、汗を吸収しやすい素材のものを着ることで、体温の調節がしやすくなります。



麻やコットンなど通気性や吸湿性の良い素材の衣類を選ぶようにしましょう。



c. 休憩を取る


長時間の屋外活動は避け、こまめに休憩を取ることで体を冷やす機会を増やします。



特に暑い時間帯の外出は控えるようにしましょう。



d. 規則正しい生活


睡眠不足や疲労は熱中症のリスクを高めます



十分な睡眠をとり、規則正しい生活を心がけましょう。



3.熱中症対策に対する3つの栄養面から見た注意点


熱中症対策には適切な栄養摂取が重要ですが、いくつかの注意点があります。


a. バランスの取れた食事


特定の栄養素だけに頼るのではなく、バランスの取れた食事を心がけましょう。



夏場は発汗による水分やミネラルの損失が大きくなりますので、多様な食品から栄養を摂取し、栄養素が不足しないようにしましょう。



b. 水分補給のタイミング


水分は一度に大量に摂取するのではなく、こまめに摂ることが大切です。
定期的に水分補給を行うことで、体内の水分バランスを保ちます。


ポイントは「のどが渇く前に補給する」ことです。

c. 食事や飲み物の摂り方


十分な水分補給が大事なのはもちろんですが、食事の摂り方にも実は注意が必要なのです。
一日に2.5Lの水分は最低限必要とされていますが、そのうちの約800mlは食品中から得られる水分です。



水分量の多いお野菜や果物、お肉やお魚など自然界に存在する形のものには水分は多く含まれています。
ところが、インスタント食品、加工食品の割合が多くなったり、食事回数が少ないとなると、食品から得られる水分が少なくなってしまい、知らず知らずのうちに水分不足につながる可能性があります。



また、糖質の量が多い方や、カフェインやアルコールなどを習慣的に摂ることが多い方は、利尿作用などによって水分の損失が増え、熱中症のリスクにつながる場合もあります。

ジュース、コーヒー、お酒などは水分補給になりません・・・




これらを飲む際には、お水などから水分を補うことも忘れずに行いましょう。


4.ホルモン免疫栄養学的美容にお勧めの食事療法

~今のあなたの体は、今までに食べたもので構成されている~


食事内容は自分自身を映しているといっても過言ではありません。

それだけ食事というものは私たちの美容や健康の土台となるものになります。



ホルモン免疫栄養学とは
「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられた学問



身体を作る食事はとても重要だと考えています。



そんなホルモン免疫栄養学が提唱する食事が「美膳食」です。



美膳食はホルモン免疫栄養学が提唱する栄養食事療法



美膳食は自然なものを中心に水分量も多く、代謝に必要な栄養素をバランスよく摂ることができる食事方法です。



この食事方法を習慣化できると、熱中症対策にもつながりやすくなります。



くわしくはこちらの記事をご参照ください
美膳食とは?~ホルモン免疫栄養学が提唱する栄養療法~



5.まとめ

熱中症対策には・・・

・汗によって損失されるビタミンやミネラルを事前に補っておく必要がある

・普段よりも体の負担が大きいので、環境整備や十分な休息などを心がけることが大切

・水分補給は「のどが渇く前」が肝心

・食習慣によっては知らないうちに水分不足になり、熱中症リスクは高くなってしまう


熱中症対策は食事も環境も事前準備が重要です。



暑さに負けない対策をして、素敵な夏をお過ごしください♪