ホルモン免疫栄養学です。
みなさん「スポーツ貧血」という言葉を聞いたことはありますか?
字のごとく、スポーツを行うことで起こる貧血なのですが、めまいや立ち眩みといった、いわゆる「貧血症状」がおきていなくても、対策を行わないとパフォーマンスに支障が出てしまいます。
- スポーツ時に貧血を起こす
- スポーツ貧血の対策を知りたい
- パフォーマンスUPに繋げたい
スポーツ貧血があると、この湯なお悩みはうまく解決できません。
そして日本は「貧血大国」と呼ばれるほど、貧血で悩まれている方が多いとされている

貧血の主な原因である「鉄欠乏」に対して、先進国では様々な予防対策がおこなわれているのに、日本ではほとんど対策が行われていないのが現状。
「貧血大国・日本」 著書:山本佳奈より
そのため、日本人は「貧血」になってしまっている方が非常に多くなっています。
もはや貧血は日本の「国民病」とも言える状況
そんな中、さらにスポーツをされている方は、実は、貧血のリスクが増えてしまっているのです!
なので、よりどんな対策をすべきか知っておく必要があるのです!
解説していきたいと思います!
この記事は5分ほどで読めます。
きっとあなたのお悩み解決に役立つと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
※この記事はホルモン免疫栄養学が監修しています。
1.貧血とは?

貧血とは簡単に言うと、血が薄い状態。
血液は、「生きるために必要な栄養素や酸素を運ぶ道路」の役割を果たしています。
貧血で血が薄くなったり、ドロドロ血で流れが悪くなってしまうと、道路整備がきちんとできていない状態となり、栄養も酸素も上手く運ぶことができません。
つまり、身体を動かしたり、頭で考えたり身体の機能全てにおいて、貧血というものがかかわっているのです。
貧血の多い日本人は、「生きづらい」民族かもしれない
詳しい貧血や血液検査では見られない「隠れ貧血」に関する内容はこちらの記事をご参照ください。
本当は怖い!隠れ貧血
2.スポーツ貧血とは?

スポーツ貧血は、スポーツ活動中に起こる貧血の一種です。
貧血とは、血液中のヘモグロビンや赤血球の数が不足している状態を指します。
ヘモグロビンは赤血球の主要な成分で、赤血球は酸素を体中に運ぶ役割を担っています。
スポーツ貧血では、激しい運動(跳んだり走ったり)をすることで、酸素を運ぶ赤血球が壊れてしまい、貧血をより助長してしまう状態になることです。
3.スポーツ貧血になりやすい人

a. 女性
生理などで失血の機会が多い女性は、貧血のリスクが高くなります。
女性アスリートは特に気をつけなければいけません。
b. 成長期
成長期の子供は、成長分の血液も必要となります。
筋肉も骨もどんどん成長していきますので、栄養不足になると成長に体が追い付かなくなってしまう場合もありますので、スポーツをされる子供は貧血にならないように気を付ける必要があります。
c. 加工食品をよく摂る人
添加物の多い加工食品は、習慣的に摂るとビタミンやミネラルの吸収を邪魔してしまう場合があります。
筋肉をつけたりビタミンミネラルの補給のために、手軽なプロテインや健康食品を摂る方も多いと思いますが、添加物の多い加工品を選んでしまうと、スポーツ貧血のリスクにつながる場合もあります。
d. 消化機能がよくない方
消化管の働きに不安のある方は、栄養素の吸収率が悪くなっている場合もあります。
特にアスリートの方は、アドレナリンをたくさん利用してパフォーマンスの向上に役立てていますので、上手くOFFにできないと消化管の働きが悪くなってしまう場合もあります。
d. 過度な運動やトレーニングを行っている方
長時間の激しい運動や高強度のトレーニングは、赤血球やヘモグロビンの分解を促進し、貧血のリスクを高めることがあります
特に、跳んだり跳ねたりすると、着地の際の衝撃によって赤血球が壊れてしまいます。
サッカー、バレー、バスケなどのスポーツは特にリスクの高いスポーツになります。
4.対策

a. 食習慣を意識する
一番重要な栄養素である鉄は日々の食事からコツコツとり続けないと不足してしまいます。
鉄の吸収率を高めるためには
- たんぱく質
- ビタミンC
を一緒に摂ることを意識してみてください。
また、鉄以外の赤血球に合成にかかわる栄養素
- 亜鉛
- 銅
- 葉酸
- ビタミンB12
これらをどれか欠いてしまってもいけません。
特にビーガンの方は動物性食品に多く含まれるビタミンB12が不足しやすいので注意してください。
b. サプリメントで補う
スポーツ貧血対策には
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- 葉酸
- ビタミンB12
- たんぱく質
これらどれかが欠けてもいけませんし、どれかを摂りすぎてしまってもバランスを崩してしまいます。
きちんと血液に必要な栄養素がバランスよく含まれているサプリメントを選ぶことが必要です。
特に貧血のリスクが増えるスポーツをされる方は、きちんとしたケアが行われていないと、スポーツ貧血につながり、「パフォーマンスに影響が及ぶ」可能性が高くなってしまいます。
5.カウンセリングの必要性
一般的な対策はこの辺りになりますが、より効率的にアプローチをかけていくためには、「カウンセリング」をしてもらうことが重要です。
体質、食習慣、生活環境など、同じ人はいないため、体質改善はその方に合ったアプローチの仕方などをカウンセリングから見極めて、対策を考えていくことでお悩みの改善に近づくことができます。
ホルモン免疫栄養学では、美容と健康のお悩みに適したアプローチができ、体質改善につなぐことができる「体質改善プランナー」を養成するセミナーを開催させていただいております。
ホルモン免疫栄養学とは
「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられた学問
受講生の方は、お客様一人一人の体質や生活環境に応じた、「体質改善のためのプランニング」ができますので、自分の悩みや身体の不調などを本気で変えたい!自分には何が必要なのかを知りたい!という方は、一度体質改善プランナーのいるサロン様でカウンセリングを受けてみてください。
※カウンセリングが受けられるサロンは弊社までお問い合わせください
6.まとめ
・スポーツ中に起きる貧血の一種
・スポーツをすると貧血のリスクは増える
・対策は鉄だけではなく、血液に関わる栄養素全てを充足させることが大切
・特に女性は血液の必要量が多い
・カウンセリングから、お悩み解消につながるプランを知ることがパフォーマンス向上への近道
スポーツをされる方は、「スポーツ貧血」の対策をしっかり行い、パフォーマンス向上へ役立ててください♪