ホルモン免疫栄養学です。
・体温が高いのに寒がりです
・体温と寒がりには関係があるの?
・寒がりな体質を変えたい
・寒さに対する対策方法が知りたい
そんなお悩みはありませんか?
実は、体温の高くても寒がりや冷えなどの症状を抱えている方はたくさんいらっしゃいます。
それは、体温の高さと寒がりには必ずしも関連性があるとは限らないためです。
について詳しくご紹介します。
この記事は5分ほどで読めます。
きっとあなたのお悩み解決に役立つと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
※この記事はホルモン免疫栄養学が監修しています。
1.体温が高くても寒がりな理由は?
体温が高いからと言って寒がりではないとは限りません。
しかし、イメージ的には体温が高い人は暑がりさんなのかな?と思いがちです。
では、体温と寒がりとの関係性についてみていきましょう
a. 体温が高い理由
人間は「恒温動物」なので、体温は一定に保つ必要があります。
では体温はどのようにして維持されているのか?
私たちは食事をして、呼吸をして生きています。
生きるための基本の流れは
食べた栄養素に酸素を反応させて、エネルギーを生み出しています。
この時に熱エネルギーも生み出されて体温が上がるわけです。
つまり、きちんとエネルギー代謝ができている人ほど、体温は高くなります。
b. 寒がりになる理由
では、寒がりになる理由を見てみましょう。
寒がりな方にも様々な感覚があります。
・体の芯から冷えてしまっている方
・手足の末端が冷えてしまっている方
体温を測るときは、おでこやわきの下などで測定していきますので、見かけ上体温が高くても、末端などが冷えることで寒いと感じている方が多いと考えられます。
体温の上げ方は上記で示したように、栄養素と酸素です。
例えば
・何らかの理由で血流の流れが悪くなっている
・エネルギーの材料が不足している
このような場合、体温の高さに関係せず末端から冷えやすくなり、寒さを感じやすくなる場合があります。
寒い環境に慣れていないといった理由もありますが、人間は「恒温動物」ですので、基本的にはある程度の環境には順応できるはずですので、体の機能がきちんと整っているかを考えることのほうが先決となります。
2.寒がりを改善する解決策
では、具体的に寒がりな方への改善策をいくつかご紹介していきます。
a. 血行を整える
体温を上げるためには、
三大栄養素 + 酸素 = エネルギー(熱エネルギー)
の方程式が成り立っていることが重要でした。
なので、三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)、ビタミン、ミネラルなどが不足してしまっている方は、代謝が上がらずに熱エネルギーもうまく作り出せません。
また、熱エネルギーを作れたとしても、全身の細胞でそれができていない方は、体温が高くても末端が冷えたり寒さを感じやすくなったりするわけです。
では栄養素や酸素を末端まだ運ぶにはどうすればいいか・・・
栄養素も酸素も「血液」によって全身に運ばれていくのです。
なので、血行を整えることで、寒がりな体質が改善できるで場合があります。
ショウガや温かい飲み物などをイメージされる方も多いかと思いますが、それでは根本的な解決には至りません。
血液そのものの状態がきちんと整っているかが重要となるのです。
例えば「貧血」「カフェインやアルコール大好き」「水分不足」「甘いもの大好き」などは、血行状態が悪くなってしまいますので、あてはまるものがある方はまずここから改善していきましょう。
特に貧血は代謝も下がるので冷えの元になりやすい
b. ストレスケア
寒がりさんの対策にはストレスケアも有効的です。
ストレスを受けると、アドレナリンというホルモンが分泌され、「交感神経」が優位に働きます。
アドレナリンは脳や内臓系にたくさん血液を送り込んで、集中力UPなどのパフォーマンス向上に役立つホルモンなのですが、一方で消化管や手足の末端などの血流が悪くなってしまいます。
このアドレナリンがたくさん分泌されてしまっている状態が続いてしまうと、体温は高くても末端が冷えることで寒さも感じやすくなってしまいます。
c. 自律神経バランスを整える
先ほどもありましたが、交感神経が優位になりすぎると、末端の冷えなどに繋がり、寒がりな体質となってしまいます。
そのため、自律神経のバランスを整えることはとても大切なポイントとなります。
特に冷えの原因となる交感神経にスイッチを入れやすい要因として、
運動、仕事、勉強、ストレスなどがあり、アクティブに活動されている方程交感神経過多になりやすいのです。
活動的な方は、副交感神経にスイッチを入れやすくするような「リラックス方法」を取り入れていくのも対策に繋がります。
3.寒さに負けないための具体的な対策方法
では、寒がりさん必見の寒さに負けないための対策方法について詳しく解説していきます。
a. 食習慣
エネルギー代謝に必要な栄養素が不足していると代謝の低下につながってしまいますので、良い食習慣は必須です。
特に上記で示しました血液の流れが整っていない方は、特に血液の材料となる、鉄、亜鉛などの栄養素は不足しないように気を付けましょう。
ホルモン免疫栄養学が提唱しています「美膳食」は、血液の材料や自律神経バランスを整えるのにお勧めの栄養療法です。
先ずは美膳食を食べる習慣を目指してみてください。
b. 生活習慣
日中同じ姿勢でお仕事などをされる方は、血流が滞ることで寒がりな体質ができている可能性もあります。
軽い運動やストレッチなどで筋肉の緊張をほぐしてあげると、血行が良くなり寒さを緩和させることができます。
ストレスを感じやすい方も、自律神経バランスを整える意味でも運動やストレッチなどは有効となりますので、うまく生活習慣の中に取り入れてみましょう。
c. ストレスケア
ストレスを受けると交感神経が優位となって、自律神経バランスが崩れてしまいます。
日頃からストレスを感じやすいなと感じる方は、リラックスして副交感神経にスイッチが入れやすいような習慣を意識するのも有効的です。
ストレッチ、ヨガ、ぬるめの温度での入浴などがお勧め
趣味や娯楽などでストレスを発散するのも〇
ただし、あまり交感神経を刺激するものは逆効果になる可能性も・・・
これらをうまく取り入れて、ストレスを軽減していきましょう。
4.ホルモン免疫栄養学的寒がり対策
「体温と寒がりとの関係性」について説明させていただきましたが、食習慣や生活環境、ストレスの感じ方、ホルモンの働き方などはクライアントによって異なってきます。
なので、より効率的にアプローチをかけていくためには、「カウンセリング」をしてもらうことが重要です。
体質、食習慣、生活環境、ストレス耐性などは人それぞれですので、その方に合ったアプローチの仕方などをカウンセリングから見極めて、対策を考えていくことでお悩みの改善に近づくことができます。
ホルモン免疫栄養学のカウンセリング療法は、「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられています。
ホルモン免疫栄養学とは
「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられた学問
なので、きちんとお悩みに対してその方にとって何が必要なのかを提案することができます。
5.まとめ
・体温が高くても末端の冷えなどによって寒さを感じやすくなっているかもしれない
・自律神経バランスの乱れや食習慣の乱れ、ストレスなどによって血行不良が原因となる場合がある
・対策は食事、生活習慣など身近なところからケアができる
・カウンセリングで自分に合った解消方法を知ることが重要
自分自身の体質やストレスレベルを把握し、カウンセリングも活用し、体温だけでは測れない寒がりになる本当の理由を見つけて、寒さに負けない体質を目指しましょう♪