ホルモン免疫栄養学会です。
- ストレスを感じやすい
- ストレスに弱い
そんなお悩みはありませんか?
私たちの体は何かしらの「ストレス」を抱えております。
「私はストレスを感じてない」という方も、生きていれば必ず体に負荷がかかり、これらはみんな体にとって「ストレス」になります。
適度なストレスは生活に刺激を与え、モチベーションを高める効果がありますが、慢性的なストレスは心と体にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
そして、知らないうちに美容や健康面を脅かす存在になってしまう可能性があります。
今回はストレスからくる主な病気について見ていきたいと思います。
詳しくご紹介します。
この記事は5分ほどで読めます。
きっとあなたのお悩み解決に役立つと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
※この記事はホルモン免疫栄養学が監修しています
1.そもそもストレスって何?

ストレスの原因となるものは「ストレッサー」と呼ばれます。
ストレスは誰もが経験するものであり、適度なストレスは人の活動や成長にとって必要な刺激となりますが、長期間にわたる慢性的なストレスは健康や美容に悪影響を及ぼす可能性があります。
※ストレスに関する詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
2.ストレスからくる主な病気
a. うつ病
ストレスが原因となり、気分の落ち込みや意欲の低下、興味喪失などの症状が現れるうつ病は、精神的な疾患の一つです。
長期間にわたる慢性的なストレスやトラウマ、遺伝的な要因などが関与することがあります。
うつ病は適切な治療を受けないと日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
b. 不眠症

ストレスによる心の不安や落ち着かない気持ちが原因で、十分な睡眠が取れなくなる状態を不眠症と呼びます。
入眠困難や早朝覚醒、睡眠の中断が引き起こされ、日中の集中力低下やイライラ、疲労感を伴います。
c. 高血圧
ストレスによる神経系の影響で、血圧が上昇することがあります。
長期にわたる高血圧は、心臓や血管への負担が増え、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などのリスクを増加させる可能性があります。
d. 胃潰瘍
ストレスによって胃の酸分泌が増加し、胃の粘膜が傷つくことで胃潰瘍が引き起こされることがあります。胃潰瘍は胃痛や吐血などの症状を引き起こす場合があります。
e. 過食症・拒食症
ストレスによって食欲に変動が生じ、過食症や拒食症といった食事に関する問題が発生することがあります。過食症では過度に食べることが繰り返され、拒食症では食事を極端に制限することが見られます。
f. 不安障害
慢性的なストレスが不安感や恐怖感を引き起こし、不安障害として症状が現れる場合があります。パニック障害、社交不安障害、強迫性障害などがその一例です。
これらはストレスが原因として関与する病気の一部であり、個人の体質や環境によって異なる症状や影響が現れることがあります。
ストレスによる病気を予防するためには、ストレスを上手にコントロールし、適切なストレス解消法を取り入れることが重要です。
3.なぜストレスが病気につながるのか?

ストレスと自律神経の関係は密接であり、ストレスが自律神経のバランスに影響を与えることが知られています。
自律神経は、心拍数や血圧、呼吸など、体の自動的な機能を制御する神経系の一部です。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、これらがバランスよく働くことで心身の調和を保つ役割を果たしています。
ストレスが加わると、このバランスが崩れ、体への影響が顕著に現れます。
そのような状態が続いてしまうことで、様々な病気の引き金になってしまうのです。
a. ストレスと自律神経
ストレスを感じると、交感神経の活動が亢進します。
これにより、心拍数が上がり、血圧が上昇し、筋肉が緊張します。
自分の体に鞭を打って気合で頑張っている状態とも言えます。
「ボクサーがリング状に立っている状態」と聞くとイメージしやすいかと思います。
交感神経活動が亢進することで、副交感神経の活動が低下します。これによって体内のエネルギーが消費されやすくなり、ストレスへの対応が必要な状況に適した体の状態となります。
ストレスが継続すると、副交感神経の活動が低下します。
副交感神経はリラックスや休息の状態をサポートする役割を持っており、ストレスが続くとこれらの機能が妨げられます。その結果、心身の疲労が蓄積し、ストレス反応が持続する可能性があります。
¥
b. ストレスとホルモン
ストレスによって副腎からアドレナリンやコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは交感神経の活動を高め、副交感神経の働きを抑制します。
長期間にわたるストレスが体にかかると、アドレナリンやコルチゾールといったホルモンが過剰に分泌されてしまい、体内のホルモンバランスが乱れてしまいます。
c. 自律神経と健康への影響
自律神経のバランスが崩れると、心身の健康にさまざまな影響が現れることがあります。
自律神経の乱れにより、イライラや不安感が増加し、集中力が低下することがあります。また、うつ病や不眠症といった心の問題が現れる可能性もあります。
自律神経の乱れによって、血圧の上昇や心拍数の変動、消化器系の不調などが生じることがあります。
また、免疫機能の低下により、感染症への抵抗力が弱まる場合もあります。
長期間にわたって自律神経の乱れが続くと、疲労感が蓄積し、倦怠感や体力の低下が現れることがあります。
慢性的な疲労は日常生活に支障をきたすことがあります。
4.ストレスの解消法

ストレスから身を守るためには、「自律神経のバランス」を整えることが重要となります。
自律神経のバランスを整えるためには、以下のような方法が有効です。
a. 適度な運動
適度な運動はストレスホルモンの分泌を抑制し、心身のリフレッシュに役立ちます。
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を習慣的にできるとストレスケアにもつながります。
あまりアクティブな運動になりますと、今度は身体的なストレスが増えてしまいますので、習慣的には軽度の運動のほうがお勧めできます。
b. リラックスできる環境
ストレッチ、ヨガ、アロマ、ぬるめの温度帯での入浴などは副交感神経の活動を促進し、心身のリラックスをサポートします。
逆に、シャワーを浴びたりホットヨガなどは交感神経を優位にしてしまいますので、ストレスケアにはあまりお勧めはできません。
c. バランスの良い食習慣

バランスの取れた食事や規則正しい生活リズムを守ることで、自律神経の安定に寄与します。
ホルモン免疫栄養学では「美膳食」という食事療法を推奨しております。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
美膳食とは?~ホルモン免疫栄養学が提唱する栄養療法~
d. 十分な睡眠時間の確保
十分な睡眠を確保することで、体内時計を整え、自律神経のバランスを整える助けになります。
できるだけ「起きる時間を同じ時間にする」など、規則正しいリズムを意識できると自律神経のバランスは整いやすくなります。
ストレスと自律神経は常に影響し合っており、自律神経のバランスを整えることが心と体の健康を維持する上で重要な要素となりますので、定期的な自己ケアとストレス管理を意識し、バランスの取れた生活を送ることが大切です。
5.自分のストレスをチェックする方法は?
世の中には様々なストレスチェック方法があります。
しかし、私たちの体は食べたものでできていますので、職習慣や生活環境、ストレスの感じ方、ホルモンの働き方などはクライアントによって異なってきます。

なので、より効率的にアプローチをかけていくためには、「カウンセリング」をしてもらうことが重要です。
体質、食習慣、生活環境など、同じ人はいないため、体質改善はその方に合ったアプローチの仕方などをカウンセリングから見極めて、対策を考えていくことでお悩みの改善に近づくことができます。
ホルモン免疫栄養学のカウンセリング療法は、「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられています。
ホルモン免疫栄養学とは
「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられた学問
なので、きちんとストレスに対してその方にって何が必要なのかを提案することができます。
ストレスに対してお悩みをお持ちの方は、ぜひ自分に合ったストレス解消法を知るために、ホルモン免疫栄養学のカウンセリングを受けてみてください。
※カウンセリングが受けられるサロンは弊社までお問い合わせください
6.まとめ
・自律神経のバランスやホルモンバランスを崩してしまうことが影響
・メンタル的な病気はもちろん、消化管などの臓器にも影響が及ぶ
・対策のポイントは「副交感神経」にスイッチをどう入れられるか
・カウンセリングで自分に合ったストレス解消方法を知ることも重要
自律神経やホルモンのバランスをきちんと整えるために、「食習慣や生活習慣を整える」ことが重要となります。
それが、ストレスに対応できる体質づくりにつながり、ストレスによる病気のリスクヘッジにつながるのです。
まずは自分自身の体質やストレスレベルを把握し、カウンセリングも活用し、ストレスを上手に管理して、病気になりにくい健やかな体を目指してください!