ホルモン免疫栄養学です
突然ですが
- 集中力が続かない
- イライラしやすい
- 感情的になりやすい
- お腹がすくと食べずにはいられない
このような症状を感じることはありませんか?
そして「甘いものを摂ると落ち着く」そんな経験はありませんか?
これらの症状は、典型的な「血糖値が下がった状態(低血糖)」です。
「糖尿病の人がなるものでしょ?」 「あめとかジュース飲んだら治るんでしょ?」
実は日常的に低血糖状態になってしまっている方はたくさんいるのが現状!
実際に、上記の質問が当てはまった方も多かったと思います。
この記事では、血糖値が下がるとどうなってしまうのか? 本当は怖い低血糖について紐解いていきたいと思います。
※この記事はホルモン免疫栄養学が監修しています
1.低血糖とは?
そもそも血糖値とはどういったものなのか?というところから見ていきます。
a. 血糖値とは?

私たちの主なエネルギー源は「糖質」「脂質」「たんぱく質」
いわゆる「3大栄養素」と呼ばれるものです。
そのうち、エネルギー源として素早く活用されるものが「糖質」になります。
この糖を素早く使えるように、血液中には一定の濃度で流しておく必要があります。
この血液中の糖の濃度を血糖値と呼んでいます。
血糖値は本来であれば、食後など糖を摂取した時に血糖値が上がり、エネルギー源として使われたり、余った分は脂肪に変えてストックしていきます。
その役割を担っているのは、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。
なので、食後は血糖値が一時的に上がりますが、2~3時間もすれば食事前の血糖値に戻っていくわけです。
b. なぜ低血糖になるのか?
適度な糖質の量の食事であれば、インスリンもきちんと働いて血糖値は安定していきます。
ところが、
糖質の量が多すぎたり、血糖値が急上昇するような食事になると、血糖値は必要以上に増えてしまいます。
そうなると、いつもより血糖値をたくさん下げなければいけませんので、たくさんのインスリンが分泌されて、その反動で血糖値が必要以上に下がってしまいます。
「血糖値が急上昇するほど、急低下もしてしまい、低血糖につながる」といった仕組みができてしまう!
この状況が習慣的に続いてしまうと、膵臓に負担がかかったり、インスリンが疲れて働きが弱くなってしまい、今度は血糖値が下がらないといった状態になってしまいます。
これが生活習慣病の一つでもある「糖尿病」です。
こうなってしまうと、自分の力で血糖値をコントロールできなくなるので、お薬やインスリン注射が一生ついてきてしまいます。
2.血糖値が下がるとどうなるの?

糖は最も大事なエネルギー源です。
この糖を一番求めている臓器はどこでしょうか?
答えは「脳」です。
a. 脳と糖の関係
脳は体重の約2%ほどの重さしかありませんが、
身体全体の18%ほどのエネルギーを消費するといわれています。
よく「頭を使うと甘いものが欲しくなる」といいますよね?
これは、脳がエネルギー源である糖をたくさん消費して、「もっと糖をくれ!」と訴えているから欲しくなるのです。
それを踏まえた上で、血糖値が下がってしまうとどうなるのでしょうか?
血糖値が低い(低血糖状態)ということは、脳がたくさん使いたい糖が血液の中に少ない状態ということです。
血糖値が下がるということは、脳がエネルギー不足を起こすということ!
なので、脳の働きが低下することで
・集中力が続かない
といった症状が現れてきます。
そして、エネルギー不足で脳がパニックを起こしているので、自律神経が乱れて
・イライラしやすい
・感情的になりやすい
といった症状も出やすくなります。
これらの症状は、「血糖値が下がりすぎている」ことが影響
甘いものが無性に食べたくなり、「甘いものを摂ると落ち着く」
しかしこれでは
血糖値が上がりすぎる
→反動で血糖値が下がりすぎる
→甘いものが欲しくなって食べてしまう
→また血糖値が跳ね上がる
といった悪循環につながってしまい、肥満や糖尿病にもつながりやすくなってしまいます。
b. 糖と美容

糖質の量が増えることで、美容にも影響が及びます。
増えすぎた糖は、体内のタンパク質とくっついて糖化といった現象が起こりやすくなります。
最終的には老化促進物質であるAGE(糖化最終生成物)というものに変わってしまい、糖質が増えれば増えるほど「老ける」というわけです。
まとめると
・血糖値が下がりすぎると脳がパニックを起こして様々な症状につながる
・回避するために糖をたくさん欲してしまうので、病気につながりやすくなる
・さらには老化まっしぐらとなり、美容的にも健康的にもデメリットだらけ
といった悪循環につながってしまうのです。
特に、
- 毎日のおやつが欠かせない
- 炭水化物の多い食事が好き(丼、麺類など)
- かばんにおやつを常備して、いつでも食べられるようにしている
このような食習慣になっていませんか??
3.低血糖への対策

血糖値をコントロールするには「食習慣」がポイントです。
血糖値を必要以上にあげすぎないことが、血糖値を安定させることにつながっていきます。
・糖質が多い食事を減らす
・糖質が多い野菜はたくさん使わない(いも類、カボチャなど)
・ダブル炭水化物に注意(餃子定食、ラーメンとチャーハンなど)
・間食を控える
などがよく言われますが、すでに血糖値が下がりすぎてしまう体質になっている方は、「脳が糖を食べろ!」と訴えかけていますので、なかなか改善につなげることができません。
そしてその度合いも人それぞれであり、食習慣も生活習慣も環境的要因も人それぞれとなっています。
なので、低血糖対策に関しては、「自分にできる対策は何か?」といったことを<プロのカウンセラーに相談する>のが一番の近道となります。
4.カウンセリングの必要性

体質、食習慣、生活環境など、同じ人はいないため、体質改善はその方に合ったアプローチの仕方などをカウンセリングから見極めて、対策を考えていくことでお悩みの改善に近づくことができます。

ホルモン免疫栄養学では、美容と健康のお悩みに適したアプローチができ、体質改善につなぐことができる「体質改善プランナー」を養成するセミナーを開催させていただいております。
ホルモン免疫栄養学とは
「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられた学問
受講生の方は、お客様一人一人の体質や生活環境に応じた、「体質改善のためのプランニング」ができますので、自分の悩みや身体の不調などを本気で変えたい!自分には何が必要なのかを知りたい!という方は、一度体質改善プランナーのいるサロン様でカウンセリングを受けてみてください。
※カウンセリングが受けられるサロンは弊社までお問い合わせください
5.まとめ
・高血糖も低血糖もは美容にとってマイナス面が多い
・脳がパニックを起こすので、コントロールしにくい
・基本の改善策は「食習慣の改善」
・カウンセリングから、お悩み解消につながるプランを知ることが美容の近道
美容と健康を促進していくために、まずは「低血糖」がないか、是非カウンセリングを受けてみてください♪