甘く見ていない?身近に潜む低血糖の恐ろしい症状

ホルモン免疫栄養学です。

みなさん「低血糖」という言葉を聞いたことありませんか?
文字通り、血糖値が下がった状態のことを指しますが、実は現代人は「低血糖」になっている方がたくさんいらっしゃいます。

そして、低血糖により、様々な美容や健康のお悩みにつながっていってしまっています!



低血糖は美容と健康を脅かす


では、低血糖になってしまうと、いったいどのようなお悩みや症状があらわれてしまうのでしょうか??

この記事では・・・

低血糖の症状について

・セルフケアできる対処法について


詳しく見ていきます!

きっとあなたのお悩み解決に役立つと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!


※この記事は5分ほどで読めます

1.低血糖とは?



低血糖とは、血糖値は必要以上に低下してしまう状態のことです


「3大栄養素」うち、エネルギー源として素早く活用されるものが「糖質」になります。
この糖を素早く使えるように、血液中には一定の濃度で流しておく必要があります。

この血液中の糖の濃度を血糖値と呼んでいます。


血糖値とは?

血液中を流れる糖の濃度こと

正常値:空腹時で70~110mg/dl

食後は血糖値が上昇し、2~3時間ほどで食事前の濃度に戻る



血糖値は、食後など糖を摂取した時に上がり、インスリンによってエネルギー源として使われたり、余った分は脂肪に変えてストックしていきます。

ところが、
糖質の量が多すぎたり、血糖値が急上昇するような食事になると、血糖値は必要以上に増えてしまいます。

そうなると、いつもより血糖値をたくさん下げなければいけませんので、たくさんのインスリンが分泌されて、その反動で血糖値が必要以上に下がってしまいます。

「血糖値が急上昇するほど、急低下もしてしまい、低血糖につながる」

といった仕組みができてしまう!



糖は最も大事なエネルギー源です。



なので、血糖値をうまくコントロールできないと、様々な体の不調につながります。
では、どのような症状が起きてしまうのでしょうか?

2.低血糖の症状


低血糖になると、生きるためのエネルギー源が不足した状態になりますので、様々な症状として表れます。



a. 脳への影響



よく「頭を使うと甘いものが欲しくなる」といいますよね?

これは、脳がエネルギー源である糖をたくさん消費して、「もっと糖をくれ!」と訴えているから欲しくなるのです。


血糖値が低い(低血糖状態)ということは、脳がたくさん使いたい糖が血液の中に少ない状態ということです。


糖は脳にとって一番のエネルギー源!

脳はたくさんの「糖」を必要とする臓器です。
血糖値がうまくコントロールできなかったり、過度な糖質制限をすると、

脳はエネルギー不足となり、脳の指令の元、「糖が欲しくなる」ようになります。



なので、脳がエネルギー不足になることで、集中力の低下、強い眠気、鬱っぽい、空腹感、頭痛、めまいなどの症状が低血糖時に表れやすくなります。


b. ホルモンバランスの乱れ



血糖値が下がると、アドレナリン、ノルアドレナリンといったホルモンが血糖値を上げようとサポートしてくれます。


しかし、これらのホルモンの分泌が過剰になってしまいますと、交換神経が興奮しすぎて、動悸、手足のしびれ、筋肉のこわばりイライラ、不安感、恐怖心、自律神経の乱れ、不眠といった症状へとつながります。

これが慢性的に起こり続けてしまうことで、朝起きれない、だるい、しんどいといったお悩みにつながり、血糖値の乱高下がによって、感情の起伏が激しくなってきたりします。


イライラや集中力の低下が、お菓子や甘いものを摂ることで解消された!

そんな経験はありませんか??



それは、低血糖を一時的に回避しているだけなので、何度も繰り返したり、「甘いものがやめられなくなる」といった状態になってしまいます。


また、糖質を摂ることで、インスリンの分泌が増えることにもつながります。

インスリンは食べた糖を脂肪に変える働きがありますので、甘いものがやめられなくなり、ついつい食べすぎてしまうことで、太る原因にもつながってしまいます。


3.低血糖が起こりやすい時間帯


低血糖には起こりやすいタイミングがあります。

低血糖が起こりやすいタイミング

• お昼前15時~18時位までの時間帯 

食後、血糖値が下がるタイミングでもあります
この時間帯に、集中力が落ちたり、イライラしたり、ケアレスミスが増える方は、低血糖の可能性があります


• 寝る前(無意識に冷蔵庫を開けたり、おなかがすいていないのに甘いものを買ったり食べたりしてしまう)

• 就寝時(寝汗をよくかく、食いしばり、歯ぎしり、筋肉の痙攣、無呼吸、悪夢) 

• 起床時(起きられない、食欲がない、気持ち悪い、調子が悪い


上記にあてはまるものがある方は、「低血糖」かもしれません。


4.低血糖への対策

美膳食

血糖値をコントロールするには「食習慣」がポイントです。



血糖値を必要以上にあげすぎないことが、血糖値を安定させることにつながっていきます。

ポイントは

・糖質が多い食事を減らす

・糖質が多い野菜はたくさん使わない(いも類、カボチャなど)

・ダブル炭水化物に注意(餃子定食、ラーメンとチャーハンなど)

・間食を控える


などがよく言われますが、すでに血糖値が下がりすぎてしまう体質になっている方は、「脳が糖を食べろ!」と訴えかけていますので、なかなか改善につなげることができません。

そしてその度合いも人それぞれであり、食習慣も生活習慣も環境的要因も人それぞれとなっています。

なので、低血糖対策に関しては、「自分にできる対策は何か?」といったことを<プロのカウンセラーに相談する>のが一番の近道となります。

4.カウンセリングの必要性

カウンセリングシート

体質、食習慣、生活環境など、同じ人はいないため、体質改善はその方に合ったアプローチの仕方などをカウンセリングから見極めて、対策を考えていくことでお悩みの改善に近づくことができます。

ホルモン免疫栄養学



ホルモン免疫栄養学とは
「体質改善」を目的とした美容の現場で培った実績と生化学、栄養学的なメソッドを組み合わせて考えられた学問



一般的な対策は上記に示した内容になりますが、より効率的にアプローチをかけていくためには、「カウンセリング」をしてもらうことが重要です。

体質、食習慣、生活環境など、同じ人はいないため、体質改善はその方に合ったアプローチの仕方などをカウンセリングから見極めて、対策を考えていくことでお悩みの改善に近づくことができます。

例えば今回上げた原因や対策

  • これらが自分にとって当てはまるものなのか?
  • この中で何がお悩みの原因の中心となっているのか?


ここを知るためには、カウンセリングの中で食習慣や生活習慣、体質など総合的に見て、専門的な知識を持った人のカウンセリングを受けることが重要です。



そして、今の食習慣や生活習慣、遺伝的な体質などから、肩こりになりやすい体質になっていないか? 何に気を付ければお悩み改善できるのか? きちんと知っておくことが重要となります。

また、あなたの体は過去の食習慣により構成されています。
食事次第で良い方にも、悪い方にも体は変わります。

We are what we eat. ~私たちは食べたものでできている~

毎日何となく食べている食事が、人生まで左右してしまうほど大切なもの。

カウンセリングを受けることで、自分のお悩み改善までの道筋がわかり、自分が気を付けるべきことややるべきことがわかるのです!


5.まとめ

低血糖になると・・・

・脳への影響やホルモンバランスへの影響により、自分ではコントロールの効かないようなお悩みや症状が起こりやすくなる

・低血糖が起こりやすいタイミングと症状を知っておくことで、自分が低血糖症状を起こしているかを知ることが重要

・低血糖か知るためにはカウンセリングが有効

・低血糖の改善策は「食習慣の改善」



美容と健康を促進していくために、まずは「低血糖」がないか、是非カウンセリングを受けてみてください♪

低血糖についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください!

血糖値が下がるとどうなるの? 本当は怖い低血糖